「糖尿病」の名前が変わるらしい!?
日本糖尿病協会と日本糖尿病学会の中では、
「糖尿病」という病名を変更すべきか
検討してもよいのではないかという意見が
2021年ころより高まっているようです。
同じような例として過去には軽蔑的な
イメージがあるとして「痴呆症」が「認知症」に名称変更されたり
「精神分裂症」が「統合失調症」に変更されました
糖尿病の病態には「インスリン分泌不全」と
「インスリン抵抗性」があります
「インスリン分泌不全」はインスリンが分泌される
膵臓の機能が弱っている状態で、主に1型糖尿病が
これにあたります
「インスリン抵抗性」は動脈硬化を原因に血液の中の糖を
内臓や筋肉に取り込むことができない状態を言います
主に2型糖尿病がこれにあたりますが、インスリン抵抗性が
高まりすぎてインスリン分泌不全を起こす場合もあります
このような原因によって検査する項目が違えば
使う薬も食事や運動内容も変わってきます
個人的な意見ですが、確かに「糖尿病」と一括りにするよりも
「インスリン分泌不全」とか「インスリン機能不全」と病態を
示した方が、罹患された方が自分の体の状態を把握しやすいのかな
とも思います