【ブログ】第3の喫煙で子供へのタバコ被害
タバコの煙には、
約4000種類の化学物質、
約200種類の有害物質、
60種類以上の発がん物質が含まれています。
喫煙者本人の肺にこれらの有害物質が入るのは当然ですが、実際にはフィルターを介しているため、少しは軽減されています。
しかし、周囲にいる第三者は直接煙を吸い込むことになり、その分発がん性物質を多く吸い込む危険性があるのです。
つまり、タバコを吸う本人よりも周囲の人達の方が有害だということになります。
喫煙者が自分の肺にタバコの煙を吸い込むことを「一次喫煙」
喫煙者が吐き出した煙やタバコから直接立ちのぼる煙を他者が吸入することを「二次喫煙」
壁紙や布、家具などにしみ込んだ残留タバコ成分によって健康被害を受けることを「三次喫煙」と言います。
タバコの煙の残留物質は家具やソファ、カーテン、カーペットなど、周囲のものすべてに付着します。その残留物質はオゾンや亜硝酸といった空気中の化学物質と反応して揮発し、発がん性が指摘されている成分を含む有害物質となり、第三者を巻き込む汚染源となる可能性があることがわかってきました。
残留タバコ成分は換気による排除が難しいことや、空気中の物質と反応して発がん性物質に変化した有害物質は、その影響が長期にわたって持続するため、二次喫煙(受動喫煙)以上に毒性が高いという報告もあります。
特に子供への被害は大きく
大人がタバコを吸う
↓
子供を抱っこする
↓
そこで会話をすると
呼気に含まれるタバコ成分を
子供が吸う
(子供の二次喫煙)
↓
大人の服についている
タバコ成分を子供が吸う
(子供の三次喫煙)
受動喫煙や三次喫煙のリスクを始めて知った方も、すでに二次喫煙防止に取り組んでいる方も、家族や周囲の健康を考え、今何ができるのか考えてみるのはいかがでしょうか?