血圧が高め(高めになりつつある)方必見!運動で血圧を下げるために意識して欲しい2つのこと
あなたは、普段の血圧知ってますか?
高血圧のガイドラインでは血圧の標準値を
自宅用と診察室用で分けています
家庭血圧の正常値115/75以下
診察室での正常値120/80以下
なんといっても、自宅でリラックスしている時の血圧が1番信頼できる数値です
病院に来て測る数値は緊張して上がってしまったり(白衣高血圧)、
先生の前では良くしようと血圧を下げてしまう(仮面高血圧)があるためです
普段から自宅での血圧を測っておくことが大切です。
さらに、高血圧治療中の方は家庭血圧の数値を手帳に
メモをして主治医に見せることで薬の種類や量が
変更される可能性もあるので大変重要です
血圧を下げる運動は有酸素運動です
そのメカニズムには2つあり
①自律神経が整う
血管は自律神経によって動かされています。
高血圧治療者は交感神経が高まっているため、
常に血管が収縮している状態です。すると、
血管はなかなか開くことができず、血圧が下がりません。
そこに有酸素運動を行うと、運動中は血圧は上がりますが、
クールダウンから終わりにかけて負荷を軽くすることで
副交感神経を働かせて血管を広げようとします。
これを繰り返していくことで自律神経が整い、
血管が広がって血圧を下げることができます
②血管を広げる物質が出る
有酸素運動で血液量や血流速度が速くなることで、
動脈内の内皮細胞が刺激されて「一酸化窒素」という
物質が血液内に放出されます。この「一酸化窒素」が
血管を柔らかくしてくれる作用を持ちます
この二つの効果を得るための運動の強さとしては
「息が弾み、脚がやや疲れている状態を維持できる強さ」が
適切です。
ウォーキングの際はゆっくりすぎても、
早すぎても効果が薄れてしまうので
調節は少し難しいです